小田急電鉄 3月23日ダイヤ変更

2002年 2月17日新規

私見などを交えて記したいと思います。

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 江ノ島線沿線と新宿を結ぶ「湘南急行」を新設
 平日・土休日の日中、藤沢(土休日は一部片瀬江ノ島)〜新宿間に毎時2本新たに運転。
 −という事なのだが、「江ノ島線沿線と新宿を結ぶ」といいながら、従来の急行と比較して、南林間・長後・本鵠沼・鵠沼海岸を通過するとしている。つまり、小田急はこの4駅を「江ノ島線沿線」とみなしていないと解釈できるのである。
 もし、本当に、「江ノ島線沿線と新宿を結ぶ」つもりであるならば、速達化に必要な停車駅の削減は、相模大野〜新宿間の駅について行われるべきものである。
 よって、これは「藤沢と新宿を結ぶ」という表現にでもすべきである。
 また、これと引換えに急行を町田〜片瀬江ノ島に毎時1本設定するとあるから、藤沢以南から見れば、乗換えを強要する事になる。
 実態としては、毎時2本の急行を藤沢折返しとして「湘南急行」と命名して停車駅を整理し、毎時1本の区間各停を急行に格上げして「湘南急行」が通過する急行停車駅の不満をかわす形となっている。その結果、各停の本数は毎時6本から5本に減少した。
 最速列車の57分は今までの「各停を退避させて遅くするだけの通過駅のある列車」であった急行から、少しは急行らしくなったと言うレベルであって、更なる時間短縮の努力を望む。
 しかし、今までの「複々線化の暁には・・・」てな理由でノロノロ運転に理解を求めてきた「やる気の無いダイヤ」からは前進した事は間違いなく、ダイヤの詳細が発表された時に、今以上に各停の意味不明な時間調整の長時間停車が発生していない事を祈るばかりである。

 江ノ島線朝方ラッシュ時間帯の上り急行2本を10両編成で運転
 藤沢6:59発、片瀬江ノ島7:05発。
 −ということは、1本は始発駅を片瀬江ノ島行から藤沢に変更して運転区間を短縮するという事である。もう1本は小田急発表では触れられていないが、本鵠沼・鵠沼海岸は通過になるという事である。

 江ノ島線の下り最終急行を30分繰り下げ
 平日21:52発、土休日21:50発。相模大野行の延長運転。
 −現行では、相模大野から全車本厚木行になる列車で、実際には延長運転ではなく、行き先変更である。なぜ正直にそう書かないのか?

 江ノ島線の平日日中及び休日の殆どの各停を6両編成にする
 但し平日の相模大野11:02発、藤沢11:40発を除く。
 −つまり、「湘南急行」が走っている時間帯は4連で残る列車が殆どなくなるという事である。現行では基本的に4両列車は急行から分割された後4両であるが、「湘南急行」は10連直通であるので、無くなるのは当り前。新ダイヤで残るこの4両列車がどういう運用上の理由で発生するか不明。
 4両列車が不評なのは、4両だからというよりも、相模大野で分割された後4両が直ちに発車せず、後続の小田原線の列車を1〜2本待ち、車内が込むからである。ところが夕刻ラッシュ時は「湘南急行」は走らず、改正後もあまり変化は無いようなので、この辺のダイヤの不評な部分は改められているわけではないようだ。
 特に今回は、南林間、長後の湘南急行通過がある。通過にされた駅の利用客が納得できる形になっているかどうか現段階では不明。

 片瀬江ノ島行「ホームウェイ」を1本増発
 平日新宿20:30発、相模大野21:05着、大和21:15着、藤沢21:30着、片瀬江ノ島21:40着。休日の時刻には触れられていない。
 現行ではこのスジは秦野行「ホームウェイ11号」が走っており、また、下記にある通り、この列車は存続し、平日に関しては小田原まで延長運転するとしている。
 従って、増発ではなく、後4両の行き先変更であるらしい。江ノ島線内に限っては、増発である。
 先にも書いた通り、小田急は都合の良い解釈で文章を組み立てており、実際のダイヤの移行を正確に表わそうという誠意が全く感じられない。一昨年秋のダイヤ改正発表の時もそうであった。

 多摩線沿線と地下鉄千代田線を結ぶ「多摩急行」を新設
 平日上り唐木田発8:50〜21:21、22本。下り代々木上原発7:55〜20:12、25本。
 土休日上り唐木田発7:44〜17:58、18本、下り代々木上原発7:53〜17:57、20本。
 −今まで、相模大野方から直通列車を利用していた人は完全に無視されている。

 朝方ラッシュ時に地下鉄千代田線直通の急行1本増発
 平日上り唐木田7:44発、大手町8:48着。
 −前回のダイヤ改正時に、ラッシュ時間帯にしては遅すぎて利用できないと思ったのだが、今回の増発で朝の通勤時に利用できる人が増える。欲を言えば、大手町8:20より前着くらいに出来れば東京駅近辺のオフィスに通勤する人に対して小田急のアピールが効くと思うのだが。

 唐木田行「ホームウェイ」を1本増発
 新宿19:45発、新百合ヶ丘20:14着、小田急永山20:20着、小田急多摩センター20:23着、唐木田20:25着。
 −新百合ヶ丘まで、29分も掛かるのか。

 新宿−新松田間を10両編成で運転する急行を増やす
 相模大野、海老名での空車増結が減り、大半が新松田での分離、併合となる。
 −ということは、相模大野、海老名から空車増結のお陰で毎日座れた人達の多くの着席機会が奪われてしまう事になる。また、新松田で分離、併合される4両編成は新松田−小田原間の区間各停列車として走る事になるので、6両編成の列車の多くが4両編成に短縮される事になる。

 「ホームウェイ」2本を小田原まで延長
 新宿20:00発、小田原21:16着。新宿20:30発、小田原21:47着の2本。平日のみ。
 −今まで、秦野止まりだった方が不思議。湘南ライナーに負けるな!

 以上により、小田急は、車両走行キロが13061.9キロ増えて414116.9キロになったとしています。前回に引続き、かなり気合を入れているといえますが、相変わらず後手に回っている感じがします。但し、今回はようやくスピードアップ、便利なダイヤへの移行等、今まで手をつけなかった点にようやく着手したと思われますので、ダイヤ施行後に注目したいと思います。

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