小田急電鉄車両概説

2009年6月18日追補

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 2007年度末(2008年3月31日)現在、小田急には1102両の旅客用車輌が在籍している。
 特急車170両、通勤車896両である。
 各形式別に見ると、通勤車が1000形196両、2000形72両、3000形312両、4000形70両、5000形106両、8000形160両、特急車が7000形44両、10000形22両、20000形14両、30000形70両、50000形20両、60000形16両である。

 通勤車は全て概ね全長20m、客用ドア4ドアで乗車位置が揃えられている。特急車はバラバラである。

 車両番号は電動車と付随車とで末尾2桁で区別されるのが基本で、00~49が電動車、50~99が付随車である。運転台の有無は番号では区別されていない。末尾数字が揃う様に付番されているが、特急車の10000形のみ編成通し番号である。
 番号は新宿方が若番になる様に、電動車、付随車ごとに100番刻みで付番されているので、小田原方から付番されている号車番号とは逆である。
 車両記号はクが制御車、サが付随車、デが電動車で制御電動車と中間電動車は区別されていない。旅客車は全てハで、20000形スーパーシート(JR東海サイドではグリーン車扱い)もロではなくハの記号である。これらによる組み合わせでデハ、クハ、サハの3種類が存在する。
 同一形式では車型による細かな区別は行われておらず、例えば1000形では上り方、下り方、ワイドドア車であるかどうかに関係なく、編成数両に拘らず制御車は全てクハ1050形、中間電動車は全てデハ1000形、付随車はサハ1050形で、この3形式しかない。

 小田急車輌の特徴として、側面雨樋を屋根のかなり上に持っていった、いわゆる張上げ構造とした点と、戸袋窓が挙げられたが、標準車体の3000形、4000形の大量増備により数は急速に減少している。
 この小田急の張上げ構造は、鉄道ファンの間ではデザイン的な評価が高かった様であるが、雨脚の強い日等、鴨居から雨だれがボタボタと落ちてきて乗客を濡らすという困ったデザインである。
 小田急自身、この事に気づいていたのか、30000形特急車にはドアの上部に雨どいが設けられている。

 JR東日本が、車体幅を2950mmにまで広げたと言うのに、小田急は地上線しか走らない電車をわざわざ千代田線に合わせて車体幅を縮めたサイズの規格のまま1000形以降増備し続けている。3000形では更に室内幅が縮小している。客室のより広い車輌を急いで3000形に置き換えようとする小田急の姿勢は理解に苦しむ。民鉄向け標準車体と、JR各社の幅広車体と、選択肢は二つある筈だが、小田急は相模鉄道の様に幅広車体を採らずに、乗客に苦痛を強要する事を選択した。しかし民鉄標準車両は動力性能に優れる。乗客の苦痛を和らげる為には、動力性能を引き出せる信号システムへ見直しを図り、乗車時間を短くするしかない。道具は有効に使うべし。
 また、最高速度100km/hの2600形と発電ブレーキを持たない4000形を駆逐した現在、全ての車輌が110km/hの速度を出しうる。最高速度の引き上げを躊躇する必要は無い。ホームの進入速度も引き上げるべき。安全性との兼ね合いの説もあるが、特急列車は110km/hで駅を通過している!

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