小田急電鉄500形
2004年1月18日修正

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 1962年に日本ロッキードモノレール社用に川崎航空機で製造された試作車である。1966年4月の向ヶ丘遊園モノレール線開業時に導入され、1966年1月20日竣工とされているが、実際は中古車だったわけであるから注意が必要。
 形式はデハ500形で501+502の2両編成。モノレールと言いながら、実際は鉄軌条に鉄車輪という、特異なロッキード式と言われる方式である。
 車体は軽合金製で、ドアは外吊で客扱いするのは片側のみ各車輌2箇所で、反対側は各車一つははめ殺しにされ、残る一つは非常用である(この形態が製造当初からのものか、小田急納入時に変更されたものか私には分からない)。運転台付近の窓は換気の都合で開業時より小さくなってしまっている。1方向クロスシートを備えている。
 最大寸法は全長13,570mm、全幅3,050mm、全高3,250mmで、現役時代は小田急旅客車輌中一番背が低く、一番幅が広かった。自重は 16.2トンしかない。定員120名、内座席定員46名。
 制御器は小田急唯一のウエスチングハウス製XCA-98-Bで制御器1個で電動機4個を制御する。制御は直列抵抗電空カム軸式で制御段数は8段である。
 電気方式は直流600ボルト第三軌条式で主電動機は定格75キロワット/300ボルトの直巻電動機であるMB3153-A1454-BLを各車輌4個、駆動方式は直角カルダン。制動装置は電磁直通空気ブレーキ(HSC)である。
 台車は川崎車両製623型、歯数比は5.125。
 自動列車停止装置(ATS)、列車無線装置を装備している。
 ちなみに車輌、設備の検査時にはモノレール線は運行休止となる。
 製造後39年、営業開始後35年を経過し、そろそろ次を考える時期に来た2001年、ついに致命的な故障を起こした。
 客足減少で車輌への投資を急激にケチっている小田急は、ついに2001年12月1日をもって廃止を決定、当初の予定を繰り上げて2001年2月1日をもって廃止されてしまった。車両も2001年2月1日付で廃車、解体処分となった。

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