オリンパスE-M5

(2012年3月発売)

2013年5月17日新規

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オリンパスE-M5
E-M5にZUIKO DIGITAL12-60mmF2.8-4、フラッシュFL-600Rを付けるとこんな感じ。
E-P3はファインダーとフラッシュの同時使用は出来ないが、E-M5ではファインダーを内蔵しているのでファインダーを覗きながらフラッシュ撮影ができる。
写真はブラックだが、シルバーにもブラックと同じダイアル類が使われていて、デザインがこなれていない感じ。
グリップの出っ張りは控え目だが背面に親指の引っ掛けがあって構えは比較的安定している。せっかくの小型軽量なので別売りのグリップは使わないことにした。

 2012年8月に買ったレンズ交換式ミラーレスカメラです。

 E-P3を買って1年立たずに出たE-M5ですので、購入を見送ろうかと思っていたのですが、センサがソニー製になって大幅に画質が向上したとなると気になってきます。
 E-P3購入後にEシステムレンズの12-60F2.8-4.0を買い足し、このレンズの画質がもの凄くいいので、より良い画質のカメラが欲しくなり、結局買ってしまいました。

 購入は、防塵防滴の小型レンズがあった方がいいだろうとズームキットとし、カメラの色はブラックとシルバーで悩みましたが、シルバーのバックパネルとダイアル類がブラックと兼用で黒かったのでちょっとチグハグな感じがし、ブラックにしました。
 ちなみに買った店で聞いた限りでは、シルバーの方がやや出がいいそうですが、その差は僅かだという事です

 子細を見てみます。
 各部のレイアウトはかなり窮屈です。もう少しシャッターボタンとダイヤルを前に出し、サブダイヤルを右に持ってきて欲しかったですが、そうすると再生ボタンとFn1ボタンが押し難くなるので、この辺は小型化とトレードオフなのでしょう。
 タッチパネルの使い勝手はE-P3と殆ど変わらず。違和感なく使えます。

 カスタマイズ
 自分の使い方に合わせてカスタマイズします。
 まずはスーパーコンパネを表示する設定にします。これでE-520・E-P3と同等の操作性になります。
 毎度の事ながら、ISの切替は素早く行いたいんですが、Fn2ボタンをマルチファンクションにしても選択肢にIS切替メニューを出す事ができません。
 Fn1ボタンにもIS切替の割り当てはできず、というか、そもそもIS切替をどこかのボタンに割り当てる事ができず、不満が残ります。
 この辺はスーパーコンパネを使えという事なのでしょう。
 次に、メインダイヤルに露出補正、サブダイヤルにAモード時は絞り、Sモード時にはシャッター速度の設定が出来るように割り当てます。
 残念ながらカスタマイズの範囲はE-P3より狭くなってしまったようです。
 モニターは色が派手です。デフォルトが「Vivid」になっています。迷わず「Natural」に変更しました。

 操作性
 フラッシュは内蔵ではなく、小型の専用品が添付されています。外付フラッシュのFL-600Rを買ってありますから必要ないともいえるのですが、カメラにキットズームを付けて気軽に撮影に出る時の為に、付属のケースに入れてストラップにくっつけています。
 シャッター音は大きめです。ライブビューなのでシャッターは開きっ放しなんですが、撮影時に一旦閉じて開閉してまた開くという動作なんでカシャコンという感じです。この辺はオリンパスミラーレスに共通と言ってよいでしょう。
 ニコン1みたいに、常時開で電子シャッターで撮影できるモードがあれば静寂性が求められる時も安心して使えるのに、と思います。
 バッテリーはフラッシュを使わなければ連続で600枚くらいでも大丈夫でした。添付のフラッシュはカメラ本体の電源を使いますから注意が必要です。

 画質
 カメラ雑誌のテストレポートを見ますと長秒時ノイズ低減は効いていないようです。実際に撮影してみても違いはないようです。初期値はAUTOになっていますから、これは迷わずOFFに設定変更して長時間露出でも連続して撮影できるようにしておきましょう。
 SP-560UZのコントラスト設定同様、なぜかオリンパス機には死んでるのにメニューがある物がある事があり、理解に苦しみます
 カメラ雑誌のテスト記事によれば輪郭強調処理は強めなんだそうですが、画素数が従来の12MPに比べ16MPと増えていますから、同じサイズで見ると大差ありません。要は実際に写真として見た場合はどうかという事です。オリンパス機は素直な絵を吐く方だと思います。

 説明書に記載のない部分
 最近のデジカメは高機能ですから、説明書で全て網羅するのは難しいと思うのですが、それぞれの機能について一通りの説明はして欲しいと思います。
 例えば、ISOオートです。これ、ある一定の露出時間を越えるとISO感度が上昇する、手振れ防止機能の一つなのですが、この「ある一定」の説明が無いのです。
 色々いじってみて分かった事は、フラッシュの最低シャッター速度の設定と、1/(レンズの焦点距離×2)秒のどちらか短い時間が基準になっているという事です
 それに気づかず、フラッシュ撮影時に背景を明るくしようとして露出補正を掛けてもシャッター速度が落ちない事があって、不思議に思った事があります。
 AモードでISOオートにしてフラッシュ撮影したのがいけなかったのだと思いますが、この場合はISOオートを切るか、MかSにしてシャッター速度を設定するしかないようです。
 簡便なプログラムシフトや、フラッシュと背景を別々に露出補正できる機能があるのですが、ISOオートはそれに優先するような挙動を見せ、その挙動について取扱説明書に記載が無いのは不親切だと思います。

 レンズ
 12-50mmF3.5-6.3。軽いです。フィルター径は52mmで全体がフィルター外径といった細身な印象を与えます。
 画質はまずまず。広角端は周辺部に若干流れが見られますが目立ちません。望遠端は周辺部の崩れがあって、しかも均等でなく片ボケっぽく、ボケも綺麗とはいえません。
 ただ、12mmスタートである事や、防塵防滴である事、AF速度が速い事を考えると、望遠域をオマケと考えれば凄くお買い得なレンズである事は間違いありません。
 12-60mmF3.5-4。フォーサーズ用レンズなんでアダプターMMF-3を噛まして使っています。ハイスピードイメージャAF非対応ですが、超音波モータ駆動(SWD)のAFはそんなに遅くはありません。
 このレンズは画質が優秀で、この画角範囲のズームでは他フォーマットを含め最高レベルといって良いでしょう。とにかく周辺部までしっかりした像を結び、コントラストも申し分ありません。元はE-P3と組合せて使っていたのですが、あまりの画質の良さに、それを活かしたくて、より画質の向上したE-M5を購入したと言ってもいいくらいです。
 オリンパスユーザであれば、ここ一番の画質を得る為のレンズとして備えておいても良いと思います。

 AFについては、E-P3で既にかなり高速化していますので、体感はあまり変わりません
 画質は大幅に向上しています。画素数のみならず、ノイズも目立ちませんし、シャドウ部の再現性も格段に良くなり妙な絵を吐く事もなくなりました。ここまでくれば充分と言っていいと思います。
 手振れ補正は強力です。E-520の超音波駆動方式にはまだ及ばないと思う事もありますが、E-P3で散見された誤動作と思われる不可解なブレが発生する事もなく、安定しています。

 E-M5、良くまとまったいいカメラです。
 オリンパス初のEVF内蔵機ですが完成度はかなり高いと思います。
 PEN同様、バッグに放り込んで持ち出せる気軽さがあります。カメラは持ち歩いてなんぼですから。
 これで今度はE-P3がサブになり、E-520は留守番になりました。
 オリンパスは早くもPENシリーズにもE-M5同等の画質に向上させた機種を投入してきています。E-M5で画質はほぼ行き着いた感がありますから、オリンパス機に関しては、E-M5以降登場したどれを選んでも画質は問題ないものと思います。

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